虚構の投資銀行ビジネスモデル

Investment Bank
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エコノミストから・・・

投資銀行が比較優位を得た背景には、金融取引の「市場化」と「グローバル化」そして「エンジニアリング化」があった。・・・

この段階まで投資銀行の発展は順調だった。だが、米国の金融緩和政策が「いつでもおカネはある」という奇妙な安堵感を市場に与えることになり、これが投資銀行の歯車を狂わせていった。巨額の借入金で運用するハイ・レバレッジ運用が幅広く普及し、運用商品に高格付けのお墨付きを与える格付け会社が「借金することの緊張感」を希薄化する。投資銀行も、結局その罠にはまっていった。

そして、レバレッジへの寛容さや利益への飽くなき追求、格付けという偶像崇拝への傾斜、流動性への盲信などによって醸成されたバブルが、サブプライム問題で炸裂した。・・・

商業銀行は特にバブルが発生しなくても、融資という利ざやのストックで生計を立てる余裕がある。一方で投資銀行は、バブルを作り続けないと人件費やシステム費用など巨額に膨れ上がったコストを賄えない。現代の投資銀行は、何らかのバブルが発生していないと経営が揺らぐという、危険な土壌にそびえ立つ摩天楼なのだ

・・・今後投資銀行は M&A のアレンジャーなど特定部門に特化する企業を除いて、商業銀行の1部門として内在する形に収斂していくのではないか。

エコノミスト: “虚構の投資銀行ビジネスモデル:「バブルとともに生きる」経営は破綻した” by 倉都康行: 30 September 2008

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