簡単さへの逃避

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日経新聞から・・・

「フライト・トゥ・シンプリシティ(簡単さへの逃避)」。日銀総裁の白川方明は商品価格の急騰について、海外の見方を説明する。一般に信用不安が広がると、国債など安全性の高い資産にお金が集まる。「質への逃避」が起きる。だが、今回はそれ以上に、複雑な仕組みの金融商品を嫌気したお金が、比較的理解しやすい身近な商品へと向かった面がある。

この「簡単さへの逃避」の流れに取り残されたのが、日本の個人投資家だ。日本で商品投資はわずかな証拠金で何倍もの取引ができる投機性と、一部の商品先物会社の強気な投資勧誘などで「怖い」イメージが染みつく。日本では「商品というだけでイメージが悪く、なかなか売れない」(大和証券投資信託委託)異端の投資対象だ。商品を組み入れる投信はごくわずか。個人投資家にとって選べる手段は限られている。

世界は違う。コストが安い商品指数の投信が多数設定されて、気軽に投資できる。原油や鉄鉱石、大豆など多様な商品に連動するものもある。

プロでも破れることがある複雑な市場の世界。本来は「簡単さ」への投資こそ、個人が強みを持つ分野だ。むやみにカゴを増やしても、転んで中のタマゴが一度に割れてしまっては元も子もない。離れた場所に置けるカゴは何なのか。今回の市場混乱は、個人が原点に返って考えるきっかけといえそうだ。

日本経済新聞: “日本人とおカネ:第3部立ちすくむ前に(3):伝統と異端のバランス:カゴ見極め、タマゴ分散”: 18 May 2008

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